ターンオーバーが乱れる原因とは①
ターンオーバーは約28日の周期で繰り返されるのですが
このサイクルが乱れてしまう事があります。
・乾燥と紫外線
表皮が、乾燥や紫外線でダメージを受けてしまうと
肌は内部を守ろうとしてターンオーバーのサイクルを早めて
急いで肌細胞を作ろうとし始めます。
すると、まだ十分には成長しきれていない肌細胞が表面に現れてしまい
外的刺激に弱い状態に。
この未熟な肌細胞は水分を保持しておく機能が弱く
肌はカサカサの乾燥状態になってしまいます。
さらに未熟な肌細胞は、剥がれ落ちる機能も低下しているため
肌の表面にとどまってしまい、くすみ、ごわつきに繋がり
毛穴を塞いでしまってニキビの原因となることもあります。
水分・塩分補給
汗を大量にかくと、身体から水分が失われてしまい血液がドロドロになります。
血液中の水分が少なくなるため、やがて汗もでなくなります。
すると、体温は上昇し続けてしまうため熱中症のリスクが上がります。
また、激しい運動などで短時間にあせを大量にかいた場合には
水分補給だけでは足りません。
大量かいた汗の場合だと、ナトリウムが多く含まれているため、
その分だけそれらの物質を失くしてしまっています。
たくさん汗をかいた時に、水分のみを補給すると体内の塩分濃度が薄まり
体は水分を尿などで追い出そうとしてしまいます。
つまり、脱水状態の場合だと水分のみの補給は意味がないということ。
たくさん汗をかいた時は、水分、塩分両方を補給することが大切です。
汗をかきやすい体質へ
悪い汗のかき方をすると、熱中症にかかってしまい
最悪、命を落とす可能性もでてきます。
自分自身がどのような汗のかき方なのかを知る必要があるでしょう。
普段、外に出る事があまりなく、室内での仕事などをしている人は
汗を出す機能が衰えていて、悪い汗のかき方をしていることがあります。
逆に、外での仕事や室内でもあまり冷房に頼らない人は、
汗を出す機能が鍛えられていて、いい汗のかき方ができていることが多いそうです。
発汗のしくみ
体温が上がると、身体は汗を出すことで体温を下げようとします。
汗がでてくるのは、皮膚の表面にある汗腺と呼ばれている器官。
汗腺は、血液中にある水分を取りこみ、汗を作ります。
作られた汗には、ナトリウムなどのミネラルが含まれているのですが、
皮膚上に出てくる前に、汗腺の働きでほとんどが体内に再度吸収されます。
そのため、皮膚上にでている汗には
ナトリウム等ミネラルはほとんど含まれていません。
しかし、汗腺の再吸収能力には限界があるので大量に汗がでた場合には
ナトリウム等が再吸収を逃れてしまうことがあります。
この状態で出た汗は、しょっぱい味がします。
つまり、少しづつ出た汗はほとんど味はしないのですが、
大量の汗はしょっぱい味がするという事です。